当事務所は、あらゆる分野の税務・会計分野のサポートを提供するという専門性の高いサービスを目的として、昭和63年に立ち上げました。独立前に所属していた監査法人トーマツ時代の経験を活かし、立ち上げ当初は株式公開支援サービスの分野で、多くの税務会計事務所とは異なる専門性の高い多角的サービスを提供してきました。この分野では、オーナーシップ保持のための資本政策の立案、既存事業の効率化のための事業再編、業務基幹システムの制度設計など派生する種々の課題に対する実務的なコンサルティング、作業サポートを手がけてきました。
これと並行して、いろいろな規模、業種に対する税務サポート業務に対応すべく、スタッフの充実を図り、新しい会計の構造変化に対応した会計サポートと併せ、多くの企業、事業者の方々を対象に展開してまいりました。当事務所は、一つ一つの業務のクオリティを維持することを優先事項として考えているため、オーダーメード感覚の対応を信条としています。そのため、決して事務所規模の拡大を優先せず、クライアントのニーズに的確に応えられる少数精鋭主義を貫いています。
ここ10年程は、医療・福祉の分野に注力し、医療・福祉行政の変化に対応できる事業体運営に関するコンサルティングなどを多く手掛けてきています。この分野においては、平成16年より4年間、監事として在籍した独立行政法人国立病院機構時代に蓄積した病院運営、再生プラン、組織・制度設計などのノウハウをもとに、より実践的なアドバイスの提供を行ってきています。また、医療・福祉機関の組織経営に対するスキルアップの必要性を痛感し、様々な機会を見つけては研修活動も積極的に展開し、年間20件を超えるセミナーの講師を務めています。
今後は、低迷する日本経済の中で、生き残りをかけた様々な分野での事業集約化、提携、事業分割、統合などのニーズか高まると予想されます。これらニーズに対応すべく、グループ経営の効率化支援、M&A、合併等の実務サポートに注力していくことを考えています。特に、医療・福祉分野におけるこれらニーズへの専門性の高いサポートを中心に、他の会計事務所とは差別化したノウハウの提供を実践していきたいと思っています。